中学生の身長はいつ・どうやって伸びる?
骨端線が閉じると身長が止まる
中学生は「第二次成長期」という時期に差し掛かっており、実質的に身長が最後の伸びる時期と言われています。なぜ身長の伸びが止まってしまうのかというと、骨端線が閉じてしまうからです。骨端線とは、骨の両端にある骨端と骨幹との境目部分のことです。大人には確認できないものの、成長期の子どもは、関節の近くに骨端線という線が見えています。骨端では新しい骨を作る細胞が働き、成長期にこの細胞が活発化することで身長が伸びていきます。
中学生は身長・体重の変化が大きい時期
第二次成長期には身長だけでなく、運動神経や自立神経など神経系の器官が完成に近づいていきます。第二次成長期が来る時期は女の子のほうが早く平均で10歳頃に始まり、男の子は平均で11歳6ヶ月頃に始まります。また、脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されるため、男の子の精巣からは男性ホルモンが分泌されて声変りが始まったり、女の子の卵巣からは女性ホルモンが分泌されて初潮を迎えたりなど、子どもの体が大人へと変化していく時期でもあります。
伸び方や増え方には個人差がある
子どもの体はそれぞれ違い、育っている環境にも違いがあります。この環境の違いや遺伝的な要因のなかで、身長の伸び方にも「個人差」が出てきます。人間はロボットではないので「〇歳までに必ず、この慎重に達するべき」という決まりはありません。ただし、統計に基づいた年齢別の指標とされる範囲はあります。子どもの低身長が気になる場合は、まずは指標の範囲を確認してみましょう。
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